東京藝術大学音楽学部同声会
東京藝術大学音楽学部同声会 埼玉支部
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 埼玉支部 事務局
 支部長  原田 勇雅
 支部会員数 91名
 支部規約 有り



 東京藝術大学同声会埼玉支部コンサート
東城弥恵&原田勇雅 ジョイントリサイタル
2019年10月20日(日) カワイ大宮ショップ ミュージックサロン レガート


昨年度から始まったサロンコンサート形式の支部コンサート。今回はソプラノの東城弥惠とバリトンの原田勇雅によるジョイントリサイタルで、前半が歌曲、後半がイタリア・オペラのアリアと重唱が歌われた。

ポピュラーな作品を中心にしながらも、マニアックな曲も差し込み、2人のトークを交えつつ聴衆を楽しませた。アドリブのトークの洒脱さは、プログラムの進行に連れて客席の温度を高めて行く。勿論、演奏がしっかりしていなければ、それも虚しい。

大学院博士課程で学ぶ原田の誠実で真摯な歌い振り、日本オペラ協会でも活躍する東城の強い自己投入の歌い振りは、共に聴衆の熱い拍手を導き出した。原田のピアノを受け持った善養寺彩代、東城とデュエットのピアノを担当した牧野裕史も、それぞれの音楽を良く支え、楽興の時空を紡ぎ出した。小回りのきくサロンコンサート形式の良さが生きる内容であった。 國土潤一(埼玉支部副支部長)

   

 


 見崎清水ピアノリサイタル

2019年3月24日(土)に、埼玉支部主催による「見崎清水ピアノリサイタル」がカワイ大宮ショップ内にあるミュージックサロン“レガート”で開催された。プログラムは、前半がショパンのマズルカop.24より4曲、バラード第3番、ラフマニノフのソナタ第2番、後半はラヴェルのソナチネ、クープランの墓、そしてデュカの「牧神のはるかな嘆き ドビュッシーの墓碑銘として」であった。

今回、埼玉支部として「サロンコンサート」の形式で行ったはじめての試みであったが、会場は満席となり、アットホームな雰囲気のなか、見崎さんの素晴らしい演奏に惜しみない拍手が送られた。

 

 同声会埼玉支部第3回特別講習会報告

2年に1度企画される埼玉支部主催の特別講習会の第3回目は、武蔵浦和コミュニティセンターの多目的ホールにおいて、「バロックダンスへの誘い」と題された興味深い講習が行われた。「演奏家のための≪バロックダンス入門》」の副題の通り、桐朋学園、藝大大学院でピアノを専攻し、現在は東京バロックダンス研究会を主宰する浜中康子氏を講師として、メヌエットやガヴォットなどのバロックダンスの基本ステップと、その原理、歴史的背景などが、実践と知識の両面から極めて細やかに解説され、実際に躍る経験をした。

賛助出演の伊藤誠埼玉大学教授のバロック・ヴァイオリンの実演やCDの音楽に合わせながら29名の受講者は、楽しくバロックダンスを「体験」した。

バロック舞曲は、我々音楽家にとって知っておかねばならない基礎知識であるにもかかわらず、実践を通して知る機会は決して多くはない。

正に「入門」でしかない短い体験であったが、受講者は奥深いその世界への門を一歩分け入ることができたのではないだろうか?     (國土潤一)

  

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