東京藝術大学音楽学部同声会
東京藝術大学音楽学部同声会 埼玉支部
同声会ホームページへ
同声会
同声会


 埼玉支部 事務局
 支部長  國土潤一
 支部会員数 102名
 支部規約 有り
 副支部長 野口幸子
 会計 志村洋子/安島瑶山
 コンサート担当 岡本愛子/弓削田優子
 庶務 原田勇雅/中畝詩歩
 連絡先Mail cyr01763★nifty.com ※★を@に変更してメールを送信ください。



 支部からのお知らせ

東京藝術大学音楽学部同声会 埼玉支部主催「第2回 特別講習会」報告レポート

支部会員のお一人でもある國土潤一さんによる「“名演奏”をめぐる一考察」と題された興味深い1時間半‥‥一昨年に引き続き、第2回目の講習会は、6月4日(日)13時から、カワイ大宮ショップにあるミュージックサロン<レガート>で開催された。

往年のテノール歌手、フランコ・コレッリ44歳のときの美声(プッチーニ《トゥーランドット》第3幕から「誰も寝てはならぬ」)、3年前に録音されたメナヘム・プレスラーによるモーツァルトの《トルコ行進曲》(何と91歳の演奏!)等々、貴重な音源を挟みながらの講演、またプログラム後半では、ブレイクコーナーとして椎野伸一さんによるピアノ演奏で、モーツァルトのロンドK.511とドビュッシーの「ヒースの茂れる荒地」(前奏曲集・第2集より)が披露された。様々な話題が提供されるなかで「考えたことと感じたこととの間にブレがない演奏」、「人間の精神の営みが感じられる演奏」こそが、鑑賞する側にとっての“名演奏”である‥‥この2つの言葉が、特に印象に残った。

今回のテーマの発案は、むしろ椎野さんだったという。

なるほど彼から提供された、チャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番終楽章の終盤で、独奏者・ホロヴィッツ+G.セル率いるニューヨークフィルが、崩れながらも演奏しきった1953年のライブ録音‥‥これまた“名演奏”だと妙に納得してしまった。

そもそも「鑑賞」という言葉の意味は何だろう。

辞書には「芸術作品を、味わい、楽しみ、理解すること」とある。そのときの自分の物差し、人生観、芸術に対する考え方が反映するわけだな‥‥と、己れの音楽観について、思わず振り返った次第である。(文責:伊藤 誠)

 

同声会 東京支部 ページトップへ
東京藝術大学音楽学部同声会
東京藝術大学音楽学部同声会 コピーライト